知性を磨く

知性とは?

この言葉はよく話題に出されるけど
ほとんどの場合、内容についてはサラッと触れて
相手がこの言葉をどんな意味で使って、どんな意味に受けとっているか腹の探り合い
みんな怖いから深掘り避けてます

こういう時にさっと辞書ひくなり、検索に走るとしたら……
小中学生なら勤勉
高校生なら不勉強
大学生やら社会人だったらオワコン……だ!
って正直いって思います

なぜって、
こういう言葉は、辞書引いたってそんなに助けにならない
その言葉がどんな状況で今、自分の前に現れたか?について、頭の細胞をフル回転させてコミュニケーションを繋げていくことこそが知的な態度

つまり、ここで辞書に頼ってしまうこと、
目の前の前後関係や脈絡から目を離してしまうという思考停止することこそ
知性のかけらも無い、恥ずかしい態度。

いっとき、ビジネス界の流行り言葉をやたらと
教育界に受け売り輸入する傾向ありました
その中で忘れられないのが
「critical thinking批判的思考」というキャッチフレーズで幼い子供達にフリートークさせようという試み

当然のことながら大失敗してました
その失敗原因の分析は別の機会に譲るとして
ここには、子供達を育てる場合に大人がやってしまいがちな思い違いだけでなく、知性という言葉が持つ注意すべき多義性があります

その多義性とは?

今回はあくまで教育という場面に限ったお話がしたいので簡単に二つに分けます

①身の回りにあるたくさんの物事に、似たところを見つけたり、違いを見つけたりして整理していく力
違いを見つける時に必要になる視点、比較の切り口って必ず土台のところに異なる二つの共通点を感じながらやっていることに気づくことが学びをより深いものにしてくれたりする
こうやって区別と分類を繰り返しながら全体を包み込む言葉(大概は抽象的な概念です)を探したり覚えたり…
これが子供達に学習を通して身につけて欲しい大切な知性
私はこのことが、世間では”分析と統合”って言われているものだと思っています。

②ある程度の知識、常識を教養として身につけた人(つまり大人)が自分の中にドンピシャリと当てはまる言葉が見つからない時に
目の前の状況をいろいろな視点から捉え直してなんとか腑に落ちる捉え方、そして最善の対処法を思い描いていく力…これが大人の知性。

想像力とか、発想力とか、いろいろな呼び方されるけど、目の前のことに対する理解と着想が
未来に向けてクリエイティブな形で開かれている頭の使い方ができること
大抵の場合、周囲の人へのポジティブな情報発信にダイレクトな接続をしてることが多いように思います

>マインドアクスル代表・山﨑直徳より

マインドアクスル代表・山﨑直徳より

今までの勉強法をこれからも続けること、一般的な教材を他人がやってるようにやること、に疑問と不安を抱える子供達、若者に向けて かなり刺激的なアタマの使い方、知性の磨き方を紹介していきます。

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